行き詰るとジャニーズにつぎ込む癖

仕事でもプライベートでもいい。

とにかく行き詰ると昔からジャニーズにつぎ込む癖がある。

 

思い起こせば高校生のころ。

常に受験受験受験で疲れていた。頭も悪かったので勉強が苦痛だった。

そんな時熱中したのは生田斗真だった。

少ない小遣いで生田斗真の載っている雑誌を買いあさった。

なんせ彼は歌がない。ということはCDやライブDVDがない。

あるものは紙媒体。そしてたまに出るドラマ。

 

紙媒体は、一つ一つの金額こそ安いものの、短期間で何冊も出る上に、使いまわしの写真・記事が多いという恐怖の品物だった。

それでも私は買った。使いまわしが多いということなんか気づきもしなかった。

とにかく買った。テレビ雑誌は毎週、何種類も買った。どんどん量は増えていった。

 

そして大学合格。

重圧から解放されたと同時に、生田斗真君がどうでもよくなった。

そして私は捨てた。

何冊も捨てた。

かかった金額を考えると吐き気がするくらいだった。

 

 

そして何年もたち、社会人になった。

社会人になってから、人生で最もつらい出来事が起こった。

人生のどん底で、本当に毎日死ぬことしか考えられなかった。

夜中に一人でいられなくて、友達に一緒にいてもらったこともある。

 

こんな状況でも仕事はやめられなくて、続くストレスに気が狂いそうになった時、

熱中したのはV6だった。

 

20周年ということで珍しくメディアに出まくっていた彼らに、心動かされた。

小さなころテレビで見ていた楽しい思い出がよみがえってきた。

そして昔と違い、金ならあった。

あっという間に過去円盤を買いあさり、レンタルCD屋に走った。

一通りそろえて、何度も何度も見ていた。

 

そして部署異動があった。

正直、「人生のどん底」であることと配属部署は関係ないので、異動してもどん底であることは変わりなかったが、それでも嫌な目にあった時期に所属していた部署から異動したということは、少し自分にとってプラスだった。

 

異動したあたりからV6を見なくなった。

新しいところは忙しかったので見る暇がなかったというのが正直なところだが、それでも見ずに毎日を送れた。

 

さて、直近。

私は嵐につぎ込んでいる。

何をいまさらといわれるかもしれない。私もそう思う。

 

職場のお局にイライラしているからかもしれない。

毎日ぶっ飛ばすぞと思いながら仕事している。

仕事に行くたびに、ぐっとこらえる毎日。

 

どうしようもなくて、気が付いたら嵐に転げ落ちていた。

 

はっきりいって嵐は手ごわい。

V6と違って、メディア露出が圧倒的に多い。円盤も紙も多い。

中古にしたって金がかかってしょうがない。

 

 

でもとても楽しい。

仲の良い5人を見ていると、何とか明日も頑張ろうという気になってくる。

問題は山積みだけどそう思えてくる。

 

 

行き詰るとジャニーズにつぎ込む癖は、正直何とかしたいと思っている。

金がかかるし、物も増えて管理が大変だ。

 

でもはまっているときは、現実を忘れられる。最高だ。

 

 

この話に落ちはない。

ただ、人生に悩んでいる人がいたらぜひ伝えたい。

 

嵐はいいぞ。